時計工具専門店【醒凛舎】



ソフトウェア・タイムグラファー
『びぶ郎』


タイムグラファー(歩度測定器)は高価です。10万円、20万円は当たり前。上位機種になると、100万円は楽に越えます。
しかし、この「びぶ郎」は、アンプとマイクさえあれば、通常のタイムグラファーと同程度の精度で、
歩度、片振り、振り角、日差を測定することができます。
というわけで、現在、タイムグラファーが故障中の私が、身近にあるもので、歩度の測定を試みました。



第2弾!
〜ちょっと本格的にやってみる〜

★用意したもの★

●自作のマイクアンプ
●9Vの四角い電池とソケット
●圧電素子(ピエゾ)

    →詳しくは写真参照→

まず、こんなものを作っちゃいました。
マイクアンプ
入力信号を増幅するだけの、シンプルな回路です。
もちろん私は工業系出身(高校は文理系)ではないので、キットを買って説明書通りにハンダ付けをしました。

これが回路図です。
回路図
こうやって見てみると、案外シンプルです。
回路図だけ買って、自作してもよかったかもしれません。

機材の全貌です
機材の全貌
うわぁぁぁ、ちゃっちい!
総制作費、約2,500円です。
マイクには圧電素子(ピエゾ)を使いました。
ピエゾというのは、超音波洗浄機にも使われていて、
「金属に電気を流すと、その金属が振動する」という原理に基づいています。
そんなわけで、このマイク、本当はブザーなのです。電気を流すと「ビー」っと鳴ります。
それをマイクに使うというアイデアは、アコースティックギターのマイクにピエゾが用いられているので、
そのアイデアを活かしました。「金属を振動させると、電気が発生するのです」
あとは、パソコンのマイク端子に差し込むジャックは、ホームセンターで300円でした。
そして、電池。


今回も、ETAの2824-2を使います。
実はこれ、キャンセル商品なのですが、私が自腹で買い取りました。
ETA2824-2

セッティングは簡単。
ジャックをパソコンのマイク端子に差し込み、電池を繋げて、ムーブメントを圧電素子の上に乗せるだけです。


ではでは、測定開始です。


意外と圧電素子は感度が良く、ガンガン音を拾ってくれました。
しかし、電池直結のため、実験後半では、電圧が安定せず、キレイなグラフにはなりませんでした。
でも、測定結果は、時計の先生に貸していただいたタイムグラファーで測定した値と、かなり近いものでした。
結果

シンプルな回路のわりに、ノイズ成分も少なく(はじめのうちは、電圧が安定していたので、もっとノイズ成分は少なかったです)
以外に成功ではないでしょうか?





★用意したもの★

○『びぶ郎』:とけい屋de道草.jp様で無料でダウンロードできます。
○集音器:耳の遠くなられたご年配の方が使うものです。ホームセンターで1,000円以下で購入できます。
○ムーブメント・ETA 2824-2:これを測定してみます。

                 …たったこれだけです(^^)ゞ

ではでは、早速測定しちゃいましょう!



これが用意した「集音器」です。
右にチョロンと出ているのが、音を拾うマイクです。
集音器の構造は非常にシンプルで、マイクからの入力信号を、
増幅して出力するだけです。



このような形で計測しました。
コードの先は、パソコンのマイクインに差し込んで、
マイクの録音レベルは最大にしてあります。

いよいよ、『びぶ郎』を立ち上げます。


ノイズ成分がかなり多いものの、何とか測定できました!

測定結果は…
●振動数:8振動(ETA2824なので当然です)
●片振時間:2000.365msec(これはちょっと変な数値です。要再測定です)
●振り角:243度(こんなものなんでしょうか?)
●日差:-2.810sec/day(一日に2.8秒しか遅れないという優秀な結果です)

とまあ、身の回りの物で測定してみましたが、やはりちゃんとした、アンプとマイクが必要なようです。
でも、全部揃えたとしても、アンプはきちんとしたものでも7,000円程度、マイクもアコースティックギター用の「ピエゾ」というものが、
安ければ、数百円で売っています。
皆さんも是非、トライしてください!
数十万円が浮くチャンスです。

そして、こんなに素晴らしいソフトを作ってくださった、
とけい屋de道草.jp
の主催者様に惜しみない拍手を送りましょう。
※公式サイトに行くと、色々な情報が手に入りますので、是非、リンクされているHPを訪れてください。


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